世古口凌、元宝塚直伝の立ち姿 「探偵ロマンス」踊り子役のこだわり

有料記事

照井琢見
[PR]

 その表情、その動き。役者の身体から発せられる表現のすごみは、早送りでは味わい尽くせない。

 NHKのドラマ「探偵ロマンス」(土曜夜10時)で、世古口凌(せこぐちりょう)がみせた演技もそうだ。推理作家江戸川乱歩の知られざる誕生秘話を描く物語で、オペラ館でヒロインを務める踊り子・お百を演じた。

 男性に生まれるも、自身のアイデンティティーに悩む。しかし20世紀初頭、理解者は現れない。その絶望を、誰かに利用されたのか。2月4日放送の第3話で、お百が数々の凶行に走ったことが明かされた。

お百は劇中劇で舞い踊る。振り付けは「カムカム」も手がけた元宝塚男役の牧勢海さん。世古口さんに聞くと、その踊りには繊細なこだわりが詰まっていました。

体の動きは感情の表れ

 真相が分かる場面。劇中劇の…

この記事は有料記事です。残り421文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
今すぐ登録(春トクキャンペーン中)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

春トク_2カ月間無料