イランが地下航空基地を初公開 革命記念日前に、国威発揚狙いか

テヘラン=佐藤達弥
[PR]

 イランの革命防衛隊に近いメディアのタスニム通信は7日、同国内にある地下航空基地が初めてメディアに公開されたと報じた。あらゆる種類の戦闘機や爆撃機などを収容可能だとしており、11日のイラン革命記念日を前に国威発揚を狙った可能性もある。

 タスニム通信によると、基地内には司令部や航空機の格納庫、整備所や燃料タンクなどがある。地上にある航空基地に比べて防御力が高く、他国の人工衛星や偵察機に発見されにくいのも利点だとしている。

 公開は8日の空軍記念日に合わせて行われた。基地の名称は「オーガブ44」で、オーガブはペルシャ語でワシを意味する。同基地は、国内に複数ある地下航空基地の一つだという。

 同通信は、基地がいつ完成したかや場所については触れていない。地下に建設された航空基地は現在、中国や北朝鮮スイスなどにもあるという。(テヘラン=佐藤達弥)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません