バイデン氏「雇用は回復、誇りも戻ってきた」 一般教書演説で強調へ
ワシントン=高野遼
バイデン米大統領は7日、連邦議会で内政や外交の基本方針を示す一般教書演説で「この2年間の我々の選択により、雇用は回復し、誇りも戻ってきた」として実績を強調した。また共和党に対し、党派を超えた協力を呼びかけた。
バイデン氏は就任後の2年間で1200万人の新規雇用を創出したとして、「どの大統領が4年間で創出した雇用よりも多い」と指摘した。「新型コロナはもはや我々の生活を支配していない」と述べ、パンデミックで低迷した経済の回復を実績として訴えた。
演説では特に、中間層の底上げを狙った経済政策に焦点を当てた。「私の経済計画は、忘れ去られた場所と人々に投資すること。過去40年間の経済の激変の中で、あまりにも多くの人々が取り残され、透明な存在のように扱われてきた」と述べ、誰も取り残されない経済を構築してきたと強調した。
今年からは下院で共和党が過…