開発進む天神や博多に森を 福岡市が1万本植樹プロジェクト

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椎木慎太郎
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 福岡市は7日、繁華街に樹木を10年間で1万本植える「都心の森1万本プロジェクト」を始めると発表した。都心部は再開発構想「天神ビッグバン」などによる建設ラッシュで、街の景観や環境が激変しつつある。市の事業だけでなく、民間企業にも緑化活動を促す仕組みを盛り込んだ。

 記者会見で高島宗一郎市長は「博多―天神間を歩いて回り、緑を見て楽しめる街づくりを目指す」と話した。今年度は、3月に開業予定の市営地下鉄七隈線・櫛田神社駅近くで、博多川沿いに八重桜を12本植える。渡辺通りなどでは街路樹の整備を行うという。

 また、「天神ビッグバン」で再開発を行う民間業者に対し、緑化のプロジェクトに参加すれば、容積率緩和を認めることにした。高島氏は「行政だけでなく、市民や民間企業の力も借りることで、緑豊かな街づくりを進めていきたい」と話した。この仕組みは、博多駅前を中心に進む再開発「博多コネクティッド」にも適用される。

 1万本を植樹する詳細な計画…

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