豊島区長が退任表明 85歳 コロナ感染後の1カ月超、公務欠席続く
東京都豊島区の高野之夫区長(85)は8日、4月の統一地方選である豊島区長選に立候補せず、今期限りで退任する意向を明らかにした。この日の区議会を体調不良を理由に欠席し、議会宛てに届けたメッセージで表明した。理由は明言しなかったが、区幹部によると、健康上の問題と世代交代を図るためという。
メッセージは斉藤雅人副区長が代読した。高野区長は現在6期目。区によると、1月2日に新型コロナウイルスへの感染が判明した後、体調が悪化したといい、その後は登庁していなかった。メッセージでは自身の「後継」について、元都職員の高際みゆき副区長(57)が適任だとした。
東京23区の区長でつくる特別区長会によると、高野区長は23区の首長で、北区の花川与惣太(よそうた)区長(87)に次ぎ2番目に高齢だった。(武田遼)
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

新型コロナウイルス最新情報
最新ニュースや感染状況、地域別ニュース、予防方法などの生活情報はこちらから。[もっと見る]