博多駅前刺殺事件、殺人罪で元交際相手起訴 ストーカー容疑でも捜査

古畑航希
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 福岡市博多区のJR博多駅近くで女性が刺殺された事件で、福岡地検は8日、同区在住の飲食店従業員寺内進容疑者(31)を殺人と銃刀法違反の罪で福岡地裁に起訴した。

 起訴状などによると、寺内容疑者は1月16日午後6時ごろ、博多区の路上で、帰宅途中だった福岡県那珂川市の会社員川野美樹さん(当時38)の胸や背、首などを刃渡り約24センチの包丁で複数回刺し、殺害したとされる。

 捜査関係者によると、寺内容疑者は容疑を認めているという。

 川野さんは昨年10月以降、元交際相手の寺内容疑者が別れ話に応じず、職場に押しかけられたなどとして、福岡県警に相談。翌11月、県警はストーカー規制法に基づき、川野さんに近づかないことを含む緊急の禁止命令を出していた。

 県警は、寺内容疑者が一方的に恨みを募らせ、川野さんの帰り道を待ち伏せするなどしていたとみている。今後、ストーカー規制法違反容疑についても調べる方針。(古畑航希)

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