留置場で男性自殺、警察官の見回り不足が判明 群馬県警が遺族に説明
吉村駿 杉浦達朗
群馬県警の留置施設で昨年10月、窃盗容疑で逮捕・勾留されていた男性が自殺を図り、死亡する事案があり、警察官による直前の見回りが不十分だったことが警察関係者への取材でわかった。県警が調べたところ、回数が規定より少なく、生存確認のやり方も不十分だった。自殺との因果関係は不明だというが、県警は遺族に事情を説明し、県内の留置施設に見回りの徹底などを指示したという。
死亡したのは20代の男性で、昨年9月に窃盗容疑で逮捕され、取り調べを受けるために太田署の留置場に勾留されていた。警察は従来、自殺を企図する恐れのある人には特別の管理態勢をとるが、男性にそうした兆候はなかったという。
留置場の管理を担当していた…