バイデン氏の演説は「巧妙」 対立あおらず、やじにもほほえみと余裕

有料記事

聞き手・日高奈緒
[PR]

 バイデン米大統領が7日に連邦議会で行った一般教書演説について、米国の社会問題に詳しい慶応大渡辺靖教授に聞いた。

    ◇

 昨秋の中間選挙の結果、上院は民主党、下院は共和党が過半数の議席を持つ「ねじれ」の状態での演説だったためか、全体として党派対立をあおらず、結束を促そうとする演説という印象を受けた。やじが飛んできてもほほえみ、ジョークを交えつつ余裕を見せているようだった。

 国民のために超党派で協力し…

この記事は有料記事です。残り667文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
今すぐ登録(春トクキャンペーン中)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

春トク_2カ月間無料
  • commentatorHeader
    鈴木一人
    (東京大学大学院教授・地経学研究所長)
    2023年2月9日7時30分 投稿
    【視点】

    今回の一般教書演説で際だったのは内政問題に関する話がほとんどで、外交に関してはウクライナ支援の話と対中政策だけだった。これらは超党派で合意が出来る案件であり、もっと推しても良かったような気はするが、そういう意図はなかったようだ。内政問題に関