元官僚らが占める組織委、業者選びは元次長頼み 問われる今後の運営
野村周平
東京オリンピック(五輪)・パラリンピックのテスト大会における談合事件は、大会組織委員会元幹部らの逮捕に発展した。「トカゲのしっぽ切りだ」(ある競技団体幹部)という指摘もある中で、組織に欠陥はなかったか。今後の国際大会は、どう進めていけばいいのか。
逮捕された森泰夫・元次長らが受注調整を行ったとされる背景には、東京五輪・パラリンピック大会組織委員会のいびつな構造がある。
実務の司令塔役だった事務総長は、初代財務事務次官の武藤敏郎氏。その他の主要ポストも国や東京都の出身者や出向者が占め、過去に五輪や国際スポーツイベントの運営に関わった幹部はほとんどいなかった。
2012年ロンドン五輪では…