「おたかさん」以来の野党女性議員表彰 社民・福島氏が訴えたこと

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笹川翔平 白見はる菜
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 「参院ではいままで81人で、女性は6人。あまりに女性が少ないと言わざるを得ません」

 8日、参院本会議。「永年在職表彰」を受けた社民党党首の福島瑞穂参院議員は、謝辞を述べる場面でこう訴えた。

 「永年在職表彰」とは、在職が通算25年を迎える国会議員を表彰するもの。ただ、戦後に女性が参政権を行使したこともあり、女性議員の表彰者は数えるほどしかいない。福島氏が参院で7人目で、衆院をあわせても13人目だ。その衆院では女性は6人で、衆院での表彰者(451人)のうち1・3%にすぎない。

 これまでの衆参両院の女性表彰者をみると、2000年以降は野田聖子高市早苗両衆院議員ら計6人は全て自民党。野党時代を長く過ごした女性議員の表彰は、「おたかさん」と親しまれ、女性として憲政史上初の衆院議長に就いた元社会党委員長の土井たか子氏(1994年表彰)以来だ。

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