トルコとシリア、大震の死者1万超す 発生から72時間迫る

トルコ・シリア大地震

ヨハネスブルク=遠藤雄司
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 トルコからシリアにかけて発生した大地震で、トルコのエルドアン大統領は8日、死者が8574人に上ると発表した。アナトリア通信が報じた。シリア側では2802人の死亡が確認されており、死者は計1万1千人を超えた。生存率が急激に低下するとされる発生後72時間が迫るなか、懸命の救助活動が続く。

 災害当局の発表によると、トルコ国内の負傷者は4万人を超えた。捜索、救助にあたる人員は9万6千人に上り、日本を含む海外からの援助隊5309人が被災地に入った。日本の国際緊急援助隊も、7日夜からトルコ南部カフラマンマラシュで活動している。

 一方、シリア保健省は8日朝、これまでに1262人が死亡、2285人が負傷したと発表。同国北西部の反体制側支配地域については、ボランティア救助組織「シリア民間防衛隊」(通称ホワイトヘルメッツ)が、1540人が死亡し、2750人以上が負傷したと発表している。(ヨハネスブルク=遠藤雄司

【動画】シリア・アレッポの被災の様子をドローン撮影(ホワイトヘルメッツ提供、ロイター)
【動画】がれきの下から少女が救出される瞬間=ホワイトヘルメッツ提供、ロイター

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