大阪ダブル選に谷口、北野氏が出馬表明 維新・吉村氏はさっそく批判
箱谷真司 菅原普 添田樹紀 寺沢知海
4月の大阪ダブル選に向けた論戦が8日、事実上のスタートを切った。同日、大阪芸術大学客員准教授の谷口真由美氏(47)が知事選に、大阪市議で自民党所属の北野妙子氏(63)が大阪市長選にそれぞれ無所属で立候補すると表明。大阪維新の会が進めるカジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致のあり方を批判した。
両氏を支援するのは、自民党や立憲民主党などとの連携をめざす経済人や学者らによる政治団体「アップデートおおさか」(代表=西村貞一・サクラクレパス会長)。維新に対抗するため今年1月に設立された。
谷口、北野両氏は8日、同団体が大阪市内で開いた記者会見でそろって立候補を表明。谷口氏はIRについて「個人的には反対」と明言し、選挙の争点としたい考えを示した。北野氏も「大阪のIRはむちゃくちゃな計画だ。(府市の)公聴会も説明会もたった数回で、説明する気がなかったんではないかと疑う」とし、最終的には住民投票で可否を決めるのが適切と主張した。
また、北野氏は「市民派とし…

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