リーダー役と筆頭クラスの幹部か 警視庁、比から移送2人の逮捕発表

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 フィリピンを拠点とする特殊詐欺グループの幹部として日本の高齢者からキャッシュカードをだまし取ったとして、警視庁は9日、渡辺優樹容疑者(38)と小島智信容疑者(45)の2人を窃盗容疑で逮捕し、発表した。同国から日本に移送中の航空機内で逮捕状を執行した。警視庁はこの2人に先立って送還された同じグループの2人を7日に逮捕しており、被害総額60億円以上とされるグループの解明を進める。

 捜査2課によると、渡辺容疑者と小島容疑者は2019年11月、警察官と金融庁職員を名乗って東京都足立区内の70代男性に電話し、用意させたキャッシュカード2枚をだまし取る特殊詐欺にグループの幹部として関わった疑いが持たれている。同課は、渡辺容疑者がグループのリーダーで、小島容疑者は渡辺容疑者に次ぐ筆頭クラスの幹部として詐取金の回収や管理を担っていたとみている。

 同課は両容疑者の認否について、「共犯事件につき差し控える」としている。

 渡辺、小島両容疑者は、7日…

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