地震発生64時間、きょうだい4人をがれきから救出 拍手も
新屋絵理
トルコ南部とシリア北部を襲った大地震をめぐり、トルコ南部では、発生から64時間後に4人のきょうだいが崩れたがれきの下から救出された。9日、トルコ国営放送など複数のメディアが、動画とともにツイッターに投稿して報じた。
ツイートによると、救出されたのは4~16歳の4人。5階建ての建物のがれきのなかから救助された。一番小さな4歳の子は、救助隊らが喜ぶなか「お母さんはどこ?」と尋ねていたという。
動画では、救助隊らがヘッドライトで崩れた建物を照らしながら、4人の子どもを次々と引き上げた。小さな子どもを抱きかかえると、周囲からは拍手も起こった。
この地震ではこれまでに1万5千人以上が死亡した。生存率が急激に低下するとされる発生後72時間を迎えるなか、懸命の救助活動が続いている。(新屋絵理)
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