国内最大級のフッ化水素製造拠点が北九州に サプライチェーン強化

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城真弓
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 世界的なフッ化水素メーカー「メキシケムフロー」(本社メキシコ)や総合商社「双日」が2025年度に、北九州市に製造拠点を設ける。9日、市との間で立地協定が結ばれた。フッ化水素は半導体を作る上で不可欠な材料だが、原料も含め大半を輸入に頼っている。経済安全保障の観点から国内のサプライチェーン強化をはかるという。

 同市若松区の響灘臨海工業団地に約17ヘクタールのプラントを建設予定。メキシケム社がメキシコに持つ鉱山から海路で原料となる蛍石を持ち込み、製品は陸路で運ぶ。国内最大級の年間4万~5万トンの製造をめざしており、国内需要の3~4割をカバーできる想定という。

 会見した双日の藤本昌義社長…

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