ワグネル、受刑者の募集は「完全に停止した」 創立者がSNSで表明
ウクライナ侵攻に兵士を動員しているロシアの民間軍事会社「ワグネル」の創設者、プリゴジン氏は9日、受刑者の採用を打ち切ったとSNSの投稿で明らかにした。
ワグネルは受刑者の募集に力を入れてきた。昨秋にはプリゴジン氏が自ら、受刑者に「釈放する」という条件を示し、ワグネルへと勧誘している動画がネットで拡散した。東部ドネツク州のバフムート周辺をめぐる攻防戦に受刑者を送り込み、多大な犠牲を出しながらも、ロシア側による近郊のソレダル制圧に貢献した。一方、足元ではロシア正規軍の精鋭部隊が戦線に投入されているとされる。
【動画】ロシアの民間軍事会社ワグネル 非合法ながら増す存在感=ロイター
プリゴジン氏は投稿で、「受刑者の募集は完全に停止した。現在働いている者たちに対しては、全ての義務を果たしている」と表明した。英国防省は3日、ワグネルの受刑者採用が昨年夏から秋にかけてのピークから大幅に縮小したと分析していた。
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