ユニクロ、ロシアから「完全撤退の可能性高い」 現地経済紙が報道
日本のアパレル大手「ユニクロ」が、ロシア国内での営業から完全に撤退する可能性が高いと、ロシアの経済紙コメルサントが9日伝えた。「ショッピングセンターでの賃貸契約を解約しており、今後、数カ月で撤退する可能性がある」としている。
ロシアのウクライナ侵攻を受け、ユニクロはロシア国内での営業を一時停止している。同紙は不動産関係者の話として「ユニクロはロシアからの撤退を決め、店舗を再開する予定はない。すでに従業員も知っている」と伝えた。ユニクロのロシア部門は同紙の取材に回答しなかったという。
専門家は「政治状況に変化はなく、賃料や給与を払う意味がない。昨年3月までに輸入された商品はネットで販売されている」と指摘した。
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- 【視点】
確認までに申し上げれば、とうの昔に店舗は閉鎖されているし、完全撤退も既定路線であった。 ユニクロのケースは、今般の国際的な対ロシア制裁で浮上した「レピュテーションリスク」という言葉を象徴するものだった。昨年2月の軍事侵攻開始を受けても、当

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