人工知能(AI)を開発する米新興企業オープンAIの対話型AI「ChatGPT(チャットGPT)」が米国の教育現場に波紋を呼んでいる。質問を投げかけると、人間との自然な会話のように文章で返事をくれる。ある調査で、学生の9割がチャットGPTを宿題に使ったとの報告もあるほどだ。「カンニング」への懸念から、都市部の公立校では校内での使用を禁止する動きも出始めた。
米ノーザンミシガン大で哲学を教えるアントニー・オウマン教授は昨年12月、世界の宗教の授業のエッセーを採点しながら、ある学生の文章に目がとまった。
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