人間かAIか「見分けつかなくなる」 ChatGPT教育現場に波紋

有料記事ChatGPT

サンフランシスコ=五十嵐大介
[PR]

 人工知能(AI)を開発する米新興企業オープンAIの対話型AI「ChatGPTチャットGPT)」が米国の教育現場に波紋を呼んでいる。質問を投げかけると、人間との自然な会話のように文章で返事をくれる。ある調査で、学生の9割がチャットGPTを宿題に使ったとの報告もあるほどだ。「カンニング」への懸念から、都市部の公立校では校内での使用を禁止する動きも出始めた。

 米ノーザンミシガン大で哲学を教えるアントニー・オウマン教授は昨年12月、世界の宗教の授業のエッセーを採点しながら、ある学生の文章に目がとまった。

 イスラム教徒の女性が全身を…

この記事は有料記事です。残り1203文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

  • commentatorHeader
    磯野真穂
    (人類学者=文化人類学・医療人類学)
    2023年2月13日9時3分 投稿
    【視点】

    >「今は仕事を得る資格が欲しいので大学に通うが、10~20年後、大学は勉強が本当に好きな人しか通わなくなるかもしれない」 ChatGPTがこういう世界を生み出すのであれば、それはそれで良いことなのでしょうか。「勉強が本当に好きな人しか

    …続きを読む
  • commentatorHeader
    小室淑恵
    (株式会社ワーク・ライフバランス社長)
    2023年2月14日13時8分 投稿
    【視点】

    Chat GPT使って反論を書いてみた。「AIは教育現場に導入すべきでないという主張への反論を200文字で書いて」への答えが以下だ。 ↓ ========= AIは教育現場に導入することで、学生の学習をより効率的かつ個別化できるという利

    …続きを読む