第46回恐怖を感じたDeNA今永昇太、球界への危機感背負ってマウンドに
世界一を決める試合の先発マウンドは、DeNAのエース・今永昇太に託された。
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表の栗山英樹監督が20日(日本時間21日)の準決勝後、「今永投手でいきます」と決勝で先発することを明言した。
今永が代表入りの電話を受け取ったのは、2022年のクリスマスイブだった。
最初は出ることができず、かけ直した。すると、栗山監督にこんなことを言われた。
「とにかく日本の子どもたちに勇気を与えられるような、野球人口が増えるようなプレーをしましょう」
指揮官がそんな気持ちを持って臨む大会に出られる。自分も出場を待ち望んでいただけに、うれしさがこみ上げた。同時に、不思議な感覚にも襲われた。
「あれだけ代表に入りたいと強く願っていた自分がいたんですけど、恐怖心とか、僕で大丈夫なのかという感情も生まれた。いろんな競技の国際大会で、ミスをすれば、罪を犯したぐらいの批判も浴びているので」
その怖さがありながら、マウ…

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