発生150時間後に女児救出の報道 トルコの被災地「希望はある」
テヘラン=佐藤達弥
大地震で被災したトルコで、地震発生から150時間後に女児ががれきの中から救出された。12日、アナトリア通信が報じ、映像をツイッターに投稿した。額にわずかに血がついた女児が、担架に乗せられて運ばれる様子が映っている。
ハタイ県では、85歳の女性が地震発生から152時間後に救出された例もあるという。この事例を報じたアナトリア通信は、ツイッターに「どんなときも希望はある」と記した。
AP通信が伝えた専門家の話によると、発生から72時間の時点での生存率は22%だが、その後、発生5日目までの生存率は6%に下がるとされる。
地震は6日未明の発生からすでに6日が経過したが、被災地では生存者の捜索が続く。トルコの災害緊急事態対策庁によると、国内で活動している救助隊員らは約3万2千人。このうち、他国からの要員が8294人いるという。(テヘラン=佐藤達弥)