安倍氏銃撃事件、山上被告を大阪拘置所に移送 奈良県警「捜査終結」
渡辺七海 浅田朋範
安倍晋三元首相が銃撃された事件で殺人などの罪で起訴された山上徹也被告(42)について、奈良地検は14日、奈良西署から大阪拘置所に移送した。奈良県警は13日、銃の自作や公職選挙法違反など五つの容疑で追送検し、一連の捜査を終えたとしている。
14日午前10時過ぎ、山上被告を乗せた車が奈良西署を出発。同11時ごろ、大阪拘置所に到着した。捜査関係者によると、人員など態勢面を考慮して同拘置所に移したとみられる。
山上被告は昨年7月8日、銃撃事件直後に現行犯逮捕され、奈良西署に留置。鑑定留置のため同25日から約5カ月半、大阪拘置所に移され、今年1月から再び署で勾留されていた。
起訴状によると、山上被告は奈良市の近鉄大和西大寺駅前で、参院選の応援演説中だった安倍氏の背後から手製銃を2回発砲し、殺害したとされる。(渡辺七海、浅田朋範)
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