讃岐うどん、「シコシコ」から「ムニュムニュ」へトレンド変化?

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堅島敢太郎
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 「コシが命」の讃岐うどんの麺に変化が起きている。

 歯ごたえのある「シコシコ」ではなく、「モチモチ」や「ムニュムニュ」の柔らかめの食感が人気を集めているのだ。「うどん県」で、いったい何が起きているのか。

 「この1年ほどで、九州や伊勢うどんのような『モチモチ』のうどんが人気と聞くようになった」。香川県の製麺業者やうどん店などが加盟する「本場さぬきうどん協同組合」の重鎮は声を潜める。

 うどん店主らが、その「火付け役」と口をそろえる店がある。「おうどん瀬戸晴れ」(高松市牟礼町)。ツヤのある「ムニュムニュ」とした麺がSNSなどで評判を呼び、連日行列が絶えない。

 「他のうどん店主さんたちに『よくこの麺でお店を出したな』と驚かれました」と店主の古賀毅さん(37)。

 2019年に開業し、麺は九…

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