【そもそも解説】対話型AI「ChatGPT」 使い方と限界は?
人工知能(AI)を開発する米新興企業オープンAIの対話型AI「ChatGPT(チャットGPT)」。人間との会話のように自然な回答が返ってくることで関心を集めています。実際にどう使えばいいのでしょうか。また、その限界と可能性は何でしょうか。記者が解説します。
Q チャットGPTはどう使えばいいのでしょうか。
A 検索画面に質問を文字で入力します。例えば、「人付き合いが苦手です。どうしたらいいですか」と書くと、「人付き合いが苦手な場合、次のような方法が役立つかもしれません。1.自分自身を理解することから始めましょう……」と、わずかな時間で人間との会話のように自然な文章が返ってきます。
ネット上にある膨大な文章データをもとにAIが学習し、そのAIが出した回答に実際に人間が評価を加え、精度を改善させています。日本語を含む英語以外の言語でも使うことができ、昨年11月末の公開から2カ月で、利用者が1億人に達したといわれています。
Q これまでのAIと比べ、違いはなんでしょうか。
A チャットGPTの基本とな…
- 【視点】
対話型AIの特徴は、さまざまな質問に対して答えられる汎用性です。将棋が強い、自動運転ができる、といったAIとは別の意味で、大きなインパクトがあります。今後、インターネットを覆い尽くすテキストのほとんどが、対話型AIによって作られたものになる