中国、日米に強める反発 「米気球、ウイグルやチベット上空に」
北京=高田正幸
米国や日本の上空を飛行した気球の問題をめぐり、中国側は米国と日本への反発を強めている。中国外務省の汪文斌副報道局長は15日の会見で、米側が違法に中国の企業や団体に制裁を科しているとして、「中国の主権と安全を損なう米国の団体に対し、対抗措置をとる」と表明した。
対抗措置の具体的な対象や内容について、汪氏は明らかにしていない。米国は今月10日、気球の運用に関わった中国の航空や宇宙、ITなどの6企業・団体への米国の製品や技術の輸出を事実上禁じる措置を発表していた。
また、日本の領空で確認され…