日本伝統工芸展広島展が開幕 2年ぶり 工芸ファン、鑑賞待ちわび

武井三聡子
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 「第69回日本伝統工芸展」の広島展(県立美術館、朝日新聞社など主催)が15日、広島市中区の県立美術館で始まった。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大により中止になったため、開催は2年ぶり。

 陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸の各部門から約280点を展示。人間国宝から新進気鋭の若手まで、日本を代表する工芸家たちの作品が楽しめる。訪れた工芸ファンはルーペなどで細かな技術に見入っていた。

 展示作品のうち県内在住の作家による入選作8点は撮影ができる。広島市に住む主婦は粟根仁志さんの「七宝箱『華の舟』」をカメラで撮影。今回の開催を「待ちに待ってた」といい、「工芸品は、家に置いたらどんな雰囲気になるのかな、と想像するのが楽しいです」と話した。

 3月5日(日)まで。会期中は無休。一般700円、高校・大学生400円、中学生以下無料。問い合わせは同館(082・221・6246)へ。(武井三聡子)

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