北海道の旭川空港、3年ぶりの国際便 高まるインバウンドへの期待
三木一哉
旭川空港(北海道旭川市、東神楽町)に16日、久々に海外からの旅客機が着陸した。新型コロナウイルスの影響から、新千歳を除く道内の地方空港に海外便が運航したのは3年ぶりとなる。コロナ禍で激減したインバウンド(訪日客)の回復に向けて、訪れた観光客には菓子やパンフレットが手渡された。
この日、旭川空港に降り立ったのは、韓国のLCC、ティーウェイ航空のチャーター機で、団体観光客ら188人が搭乗した。美瑛、富良野、十勝川温泉に立ち寄るツアーなどに参加する客だ。空港の出口近くには団体客を運ぶ観光バスが並び、国際線ロビーは大きなスーツケースを引く韓国人観光客らでごった返した。
韓国南部の昌原(チャンウォン)から参加したという元教師の李東賢さん(68)は、娘のタンビさん(34)とともに訪日。「私たちの町では雪は珍しい。北海道へは初めてですが、美しい雪景色をたくさん見られるのを楽しみにしてきました」と話した。
道内はかつて、近隣のアジア…