今年6月に退団する宝塚歌劇団の宙組トップ娘役、潤花(じゅん・はな)。最後に挑む公演「カジノ・ロワイヤル~我が名はボンド~」で、ロマノフ家の末裔(まつえい)を演じる。どんな役かといえば、「芯が強くて行動力のある女性。演じていて気持ちいい!」と声を弾ませる。
おなじみ「007」のジェームズ・ボンドを、同時退団するトップスター真風涼帆(まかぜ・すずほ)が演じることで話題の作品。イアン・フレミングの小説をもとに、演出家の小池修一郎が脚本を手がける。物語は宝塚オリジナルだ。
「いつにもまして熱量と集中力がゆりかさん(真風の愛称)に集まっているのを感じると、最後の公演なんだなと実感します」
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がむしゃらな潤を変えた真風の言葉
演じるデルフィーヌは原作にない人物で、学生運動に身を投じるロマノフ家末裔の学生。「そのような立場だからこそできることに、がむしゃらに向かっていく。自分の信念を貫く芯の強さがあって、ステキだなと思える女性です」
ボンドと出会い、自分自身に…