韓国軍、北朝鮮の日本海に向けた弾道ミサイル発射を確認 元日以来

ソウル=鈴木拓也
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 韓国軍の合同参謀本部によると、北朝鮮は18日午後5時22分ごろ、平壌近郊の順安(スナン)付近から日本海に向けて長距離弾道ミサイルと推定される1発を発射した。ミサイルの種類や飛距離、落下地点などは現時点では不明。北朝鮮は昨年、約70発もの弾道ミサイルを発射したが、今年は元日に撃った後は控えていた。

 朝鮮中央通信によると、北朝鮮外務省の報道官は17日の談話で「今年に入り、自己の発展計画の実現に全力を集中している」とし、「特定の軍事的行動措置も自制している」と主張。ただ、3月中旬に合同軍事演習を予定する米国と韓国に対して「実行するなら、今までに見たこともない持続的で前例のない強力な対応に直面する」と警告し、対抗措置を示唆していた。

 韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)政権は、北朝鮮に融和的だった文在寅(ムンジェイン)前政権の方針を転換し、昨年8月には約4年ぶりに米韓両軍での野外の機動訓練が実施された。韓国国防省によると、今年3月中旬に予定している11日間の演習では、野外訓練の規模をさらに拡大するという。(ソウル=鈴木拓也)

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