「痴漢は犯罪と伝えたい」学生がポスター 愛知・岐阜県警が共同制作

良永うめか
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 列車内での痴漢や盗撮を撲滅しようと、愛知と岐阜の両県警が共同で啓発ポスターを作った。デザインしたのは名古屋市内の専門学校生。できあがった4種類のポスターは主な駅に貼られる。

 愛知と岐阜は、JR東海名古屋鉄道の計4路線で結ばれている。この4路線で愛知県警の鉄道警察隊が2022年に認知した痴漢・盗撮の相談件数は58件。前年から10件減少した。

 両県警が共通のポスターを制作するのは昨年に続き2回目で、愛知県警の後藤安彦地域部長は「今年も痴漢や盗撮の減少につなげたい」と期待を込める。

 21日には県警本部でポスターを制作したHAL名古屋(名古屋市中村区)の学生らに感謝状が贈られた。鈴木喬也さんは、黒地に赤で「犯罪」と描き、その上に強制わいせつ罪などの条文をぎっしりと並べた。「理性的にアプローチしました。痴漢は犯罪だと伝えたい」と話した。被害の相談は県警鉄道警察隊の「ふれあいコール」(052・561・0184)へ。(良永うめか)

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