六本木で連れ去り容疑、男4人を逮捕 静岡山中で腕時計強奪か
東京・六本木の路上で男性を連れ去り、腕時計を奪ったとして、警視庁は、住居・職業不詳の三宅三成容疑者(43)のほか、広島県や滋賀県に住む26~39歳の男3人の計4人を強盗と逮捕監禁致傷の疑いで逮捕し、22日発表した。4人のうち1人は「闇バイトに応募して集まったら連れ去りをするという話だった。自分は事件に巻き込まれた」と供述しているという。
麻布署によると、4人は昨年10月28日夜~翌29日朝、東京都港区六本木7丁目の路上で30代男性をレンタカーで連れ去って静岡市内の山中まで連行し、結束バンドで縛って暴行を加えて頭に軽傷を負わせ、男性が身につけていた腕時計1点(400万円相当)を奪った疑いがある。署は認否を明らかにしていない。
男性は山中で解放され、麻布署に被害届を出していた。男性は署の聴取に「容疑者の一部に知人が含まれていて、この知人に食事に誘われて待ち合わせ場所に行ったら連れ去られた」と話しているという。
現場は東京メトロ千代田線乃木坂駅の南東約180メートルの路上で、マンションや雑居ビルが立ち並ぶエリア。事件当時は今回逮捕された4人以外にも男性を車に押し込む複数の男らが目撃されており、署は他にも容疑者がいるとみて行方を追うとともに、事件の指示役についても調べる。(山口啓太)
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。