第1回だまされ、それでも頼った婚活アプリ 100人とデート重ねた女性は
2020年冬、都内で暮らす会社員の女性(33)は、マッチングアプリを使って結婚相手を探していた。
男性から自分に「いいね」が届くと、メッセージのやり取りができる。
1日に何十人ものプロフィルを確認した。職業や年収、顔写真が気に入った男性にだけメッセージを返す。
「○○さん初めまして。よろしくお願いします!」。最初のあいさつは、「コピペ」で使い回した。
互いの名前や趣味、住んでいる場所など基本的な情報をメッセージで紹介しあった後、すぐに食事やお茶の約束をする。
半年で会った男性は100人以上。ランチ、お茶、ディナーと分け、一日で3人と会ったこともある。誰と何の話をしたか忘れそうになることもあった。「誰を選べば、私は幸せな結婚できるのか」。不安や空しさを感じることもある。
「彼氏」に違和感
それでも毎日のように新しい出会いを探したのには、忘れられない失敗があった。
明治安田生命の調査で、結婚相手との出会いは「マッチングアプリ」が首位になりました。条件に合う相手を探しやすく、利用が広がっています。ただ、時には「落とし穴」もーー「アプリ婚」の現場を取材しました。
25歳で生まれ故郷の九州か…
- 【提案】
私も、マッチングアプリを利用し、300人ほどの方とメッセージをやりとりしました。プロフィールを偽っている方が多くいらっしゃいました。理由としては、偽らないとマッチングしにくいという点もあるようです。似ているように感じるプロフィールでは、ど
- 【視点】
■就職ナビ化する婚活 事業者は「ヤリモク」を粉砕せよ 「共通の友人のご紹介ってのはねえ、要するに合コンではないでしょうか」裁判所書記官の友人の披露宴で、友人代表としてスピーチをしたときに、こんな常見節で場の空気を一変させたことがある。