江戸時代のUFO?漂着船から赤髪の女性が…「うつろ舟」新史料次々

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西崎啓太朗
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 220年前、常陸国の海岸に円盤型の乗り物が流れ着いたという。日本版UFO(未確認飛行物体)伝説とも言われる「常陸国うつろ舟奇談」。ここ十数年の間に、うつろ舟の伝承に迫る新史料が次々と見つかっている。

 うつろ舟は、江戸後期の1803年2月22日午後に漂着したとされる。住民らが確認したところ、上部には窓があり、中には箱を抱えた女性がいた。髪と眉は赤く、言葉は通じなかったという。

 この話は、江戸で滝沢馬琴ら一流の文人が開催した「兎園(とえん)会」でも紹介された。諸国の不可思議な話を持ち寄って披露する風変わりな会だ。

 それらを集めた随筆「兎園小説」(1825年成立)には、話とともに、乗り物や女性の姿が細かく描かれている。三角や丸などの符号を組み合わせた不思議な「文字」も添えられていた。同じような内容を伝える古文書は他にもあり、民俗学者柳田国男も注目した。

 ここ十数年は、岐阜大名誉教…

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