りくりゅうの滑りはバイオリン? 挑戦したい「カッコイイ系の曲」

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岩佐友
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 苦しい時こそ、2人で乗り越える。

 フィギュアスケートのペアで今季、快進撃を続ける三浦璃来(21)と木原龍一(30)の考え方だ。

 四大陸選手権で初優勝を果たした翌日の2月12日、取材に応じた木原は充実した表情だった。

 「ショートプログラム(SP)の後は体の疲れを全く感じていなかったので、何でだろうとコーチと話していたんですけど、『それはあなたたちが(拠点の)トロントで良い練習を積んできているからだよ』って言われて。自信を持ってやればいいんだな、と思いました」

 標高1800メートルの高地、米国・コロラドスプリングズで行われた大会は空気の薄さで呼吸が乱れる選手が続出。「スケート人生で一番きつかった」と木原は言った。

 それでも、厳しい練習を乗り越えた自信と、息の合った連係で乗り切った。

 フリーの演技中には木原が三浦に「ここで休憩して」と声をかける場面があった。

 三浦は「たまに演技中にしゃべることはあるけど、『休憩して』と言われたのは初めて」と笑った。

 互いを思いやる気持ちから自然と生まれた会話だった。

 四大陸選手権には特別な思い入れがあった。

 3年前、ペアを結成して約半年で出場した時は8位。大会後、3位以内が記者会見で登壇するプレスカンファレンスルームで取材を受けた時に、「いつかここに座ろう」と誓い合った。

 当時と今で、何が違うのだろうか。

 三浦は言う。

 「私は弱かったと思いますね…

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