小学校の授業で消費期限切れの菓子 児童9人が体調不良訴える
三重県鈴鹿市は24日、市立一ノ宮小学校の授業で消費期限切れの菓子を出し、児童9人が一時、体調不良を訴えたと発表した。
市によると、5年生対象に24日、市特産のお茶に関する授業があり、1クラスの23人が焼き菓子のお茶サブレを食べた。次の時限に別のクラスで同じ授業をした際、児童が菓子の消費期限が2月20日であることに気づいた。
学校側が回収し、すでに食べた児童に事情を伝えたうえで体調を聞いたところ、9人が「おなかが痛い」「吐き気がする」などと答え、1人は早退した。学校で手当てを受けた児童はおらず、帰宅後に保護者と連絡をとったところ、全員が回復しているという。
21日に同様の催しがあった市立幼稚園でも、園児15人が同じ消費期限の菓子を食べたが、体調不良の報告はなかった。
菓子は市が1月13日に茶業組合から提供を受け、市役所で保管。担当課の職員が消費期限を確認せずに小学校などに運んだという。