中国外交のトップ、王毅(ワンイー)共産党中央政治局委員がロシアを訪問しました。王氏はロシアのプーチン大統領らとウクライナ問題の今後について協議した可能性があります。防衛省防衛研究所の飯田将史・地域研究部米欧ロシア研究室長は、中国が今春にも大きな動きを見せる可能性があると語ります。
――王氏はドイツ・ミュンヘンでブリンケン国務長官と会談しました。
米国による中国の偵察用気球撃墜によって、米中関係は緊張していますが、中国の本意ではないでしょう。気球問題が持ち上がる前、中国がブリンケン氏の訪中を受け入れたのは、米中関係をもう少し安定させたい思惑があったからだと思います。
「厳正な抗議」は、習近平政権のメンツを保つため
中国は、時間が解決してくれ…

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