大阪府和泉市池上町4丁目の民家の冷凍庫から住人男性の遺体が見つかった事件で、府警は2月28日、内縁の妻で無職の富田あや容疑者（40）=死体遺棄容疑で逮捕=を殺人容疑で再逮捕し、発表した。「包丁で刺して殺したが、殺意があったかはわからない」と容疑を一部否認しているという。

　死亡したのは無職の岩出剛史さん（39）。捜査1課によると、富田容疑者は1月上旬ごろ、自宅で岩出さんの背中などを包丁で何度も刺して殺害した疑いがある。岩出さんの全身には数十カ所の傷があり、背中の刺し傷は肺に達していた。

　同課によると、富田容疑者は「（岩出さんが）2階のベッドで寝ているところを包丁で複数回刺した」と供述。遺体を毛布でくるんで布団圧縮袋に入れ、殺害後に購入した業務用冷凍庫に入れていたとみられる。容疑者は2月7日に和泉署に自首し、死体遺棄容疑で逮捕されていた。