高尾山(東京都八王子市)の登山道わきにある切り株の一つに、折り紙で作ったアート作品が飾られている。作品は季節や月に応じて、いつの間にか入れ替わっている。だれが作り、いつ置いたのか。作風は全く違うが、謎に包まれた世界的アーティストになぞらえ、「折り紙のバンクシーか?」と、楽しみにする登山客もいる。
切り株があるのは、高尾山のケーブルカーから山頂に向かう途中。2月25日に訪れると、小雪のちらつく中、紙で作ったひな人形が飾られていた。ひし餅やぼんぼり、桃の花や小鳥などもあり、手が込んでいる。
「あっ、ひな祭りだ!」「かわいい」と声をあげ、スマホで写真を撮る女性2人連れや、一眼レフを向けるお年寄りもいた。
高尾山登山の常連という女性…