2月の求人倍率、1.34倍に低下 厚労省「積極的な求職者増えた」
石山英明
厚生労働省が31日発表した2月の有効求人倍率(季節調整値)は1・34倍で、前月より0・01ポイント下がった。低下は2カ月連続。ただ、厚労省は「(転職を含む)積極的な求職活動が増えた結果で、雇用情勢が悪化しているとは考えていない」とする。
有効求人倍率は、求職者1人あたり求人が何件あるかを示し、率が高いほど多くの仕事があることを意味する。2月は分子にあたる有効求人数は前月から0・8%増えたが、分母の有効求職者数が1・6%増えたため、倍率は下がった。
一方、雇用の先行きには懸念…