フィンランドのNATO加盟が決定 トルコが承認、批准手続き終了

ウクライナ情勢

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 トルコ議会は30日、北欧フィンランドスウェーデン北大西洋条約機構(NATO)加盟申請のうち、フィンランドの加盟のみを承認する法案を可決した。必要なNATO加盟全30カ国の批准手続きが終わったことになり、フィンランドの加盟が決まった。ロイター通信が伝えた。

 ロシアと1300キロ超の国境を接するフィンランドは、昨年2月に始まったロシアのウクライナ侵攻で危機感を強め、長年の軍事的中立の立場からの歴史的転換を決定。隣国スウェーデンと共に昨年5月に加盟を申請していた。

 トルコのエルドアン大統領は今月、「誠実で具体的な措置を取った」としてフィンランドの加盟についてのみ国内での批准手続きを始めると表明していた。

 一方、スウェーデンについては「テロリスト」を引き渡すよう要求したが、スウェーデン側が応じていないなどとし、「我々が建設的にアプローチすることは可能ではない」と発言。スウェーデンに先行する形でのフィンランドの加盟が決まった。

 フィンランドのニーニスト大統領は「みなさんの信頼と支援に感謝したい。フィンランドは強くて有能な同盟国になる」とツイッターに感謝をつづった。

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