トランプ氏「口止め料」疑惑 渦中の女性どんな人? 暴露本で反撃も

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藤原学思
【動画】トランプ前米大統領を起訴=ロイター
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 トランプ前米大統領が、米ニューヨーク州の大陪審によって起訴された。具体的な罪名や起訴内容は明らかになっていないが、米メディアによると、トランプ氏と性的関係を持ったとされる元ポルノ女優のストーミー・ダニエルズ氏に「口止め料」を払ったことに関連しているとみられる。

 ロイター通信によると、ダニエルズ氏の本名はステファニー・クリフォードで、米ルイジアナ州バトンルージュ出身の44歳。20年以上にわたり、成人向けの作品に出演したり、監督を務めたりしていた。

 ダニエルズ氏の主張によると、2006年7月、著名人が参加した米西部レイクタホのゴルフトーナメントでトランプ氏と出会い、ホテルのスイートルームで食事をした後、合意の上で性的な関係を持った。

 ダニエルズ氏によれば、トランプ氏は関係を持った際、ホスト役を務めるリアリティー番組「アプレンティス(見習い)」への出演をちらつかせた。07年7月には、ロサンゼルスのホテルでこの番組の出演について話し合い、その場でも性交渉の誘いを受けたが、ダニエルズ氏が断った。すると、その1カ月後、トランプ氏から出演させられないと告げられたという。

 トランプ氏は、ダニエルズ氏と関係を持ったこと自体を否定している。

 ロサンゼルスの連邦地裁に提出された裁判資料によると、トランプ氏が勝利した16年11月の大統領選の11日前、ダニエルズ氏は、13万ドル(約1700万円)の支払いを受けることと引き換えに、トランプ氏との関係を公言しないという秘密保持契約を結んだ。この書面にトランプ氏の署名はなかったが、個人弁護士であるマイケル・コーエン氏の署名があった。

明るみに出た一連の疑惑

 こうした経緯は、18年1月…

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