山梨学院、広陵との投手戦制す 九回の大量点呼び込み決勝へ

清水優志
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(31日、第95回記念選抜高校野球大会準決勝 山梨学院6-1広島・広陵)

 好右腕が互いに譲らぬ投手戦を展開したが、山梨学院の林謙吾が粘り強さでわずかに上回った。

 同点の三回に1死一、三塁を招いたが、厳しくコースを突いて広陵の3番真鍋慧(けいた)、4番小林隼翔(はやか)を連続三振に。その後も強気を崩さず、真鍋、小林の中軸2人を計1安打に抑え込んだ。活発だった広陵打線のリズムを狂わせ、九回の大量点につなげた。

 広陵の2年生エース高尾響も見事。好守にも支えられ無四球で好投したが、九回1死二塁で山梨学院の高橋海翔(ひろと)に厳しい外角球をうまく打たれて、勝ち越された。(清水優志)

 ○林謙吾(山) 1失点完投。三回1死一、三塁で真鍋慧から奪った三振に、「ギアを上げなきゃと。あそこで三振を取れたのが、一番大きかった」。

 ○佐仲大輝(山) バッテリーを組んだ林謙吾について「序盤は慎重だったが、中盤から直球が重くなってきて、強気のピッチングができたと思う」。

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