国立病院機構・東佐賀病院の医師、コロナ巡り看護師にパワハラで停職
大村久
独立行政法人国立病院機構は31日、佐賀県みやき町の東佐賀病院で部長を務める50代男性医師が看護師にパワーハラスメントをしたとして、同日付で停職3日の懲戒処分にしたと発表した。
同機構によると、部長は昨年2月から9月ごろの間、院内で複数の新型コロナウイルス感染者が確認されたことについて、看護師に「責任を取って辞めればことが収まるのに」などの発言をした。このほかにも複数回の発言をパワハラと認定した。看護師が上司に相談し、一緒に院内のハラスメント窓口に「根拠もなく人を傷つける発言があった」と届け出た。部長は「よく覚えていないが、人格の否定や威圧的な行為に捉えられたのであれば申し訳ない」と話しているという。
東佐賀病院は「職員がハラスメント行為をしたことは誠に遺憾であり、研修などを通じて再発防止に努める」とコメント。北島吉彦院長が全職員に注意喚起と相談窓口の周知などをしたという。(大村久)
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