ホンダ、「N―BOX」など3車種値上げへ 原材料高、物流費を転嫁
神山純一
ホンダは31日、主力の軽自動車「N―BOX」など3車種を4月21日から値上げすると発表した。原材料費や物流費が上がった分を上乗せする。ホンダが国内で仕様変更を伴わない値上げに踏み切るのは、少なくともこの数年で初めて。
ほかに値上げするのは、ミニバン「フリード」と同「ステップワゴン」。3車種の値上げ幅は2%程度で、「N―BOX」は1万8千~3万5200円の値上げ。標準タイプのグレード「EX」では、消費税込みの希望小売価格が、167万8600円から169万8400円に上がる。
「N―BOX」は2022年に約20万2200台を販売し、国内で最も売れた新車だった。ホンダは3車種を選んだ理由について「販売台数が多く、事業に与える影響が大きいため」(広報)と説明する。
価格据え置きのメーカーも
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