安倍系と林系、両派の今後占う山口県議選 衆院選の候補調整に影響も

有料記事統一地方選挙2023

前田健汰 山崎毅朗
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 31日に告示された山口県議選(定数47)には61人が立候補した。「一票の格差」を是正する衆院小選挙区定数の「10増10減」で、山口は次の衆院選から小選挙区が4から3に減るため、新しい「3区」に含まれる地域では自民党勢力同士の競合を反映した選挙戦となっている。

 山口では、林芳正外相が議席をもつ現3区の大半の地域と、故・安倍晋三元首相のいた現4区が「新3区」として一つになる。次期衆院選では、林氏と、安倍氏の後継候補が自民党公認を争う可能性がある。

 県議選で新3区に含まれるのは、5市1町の5選挙区(定数計15)。朝日新聞の取材では、立候補した計20人のうち現職の計5人が安倍氏に近い「安倍系」、現職4、新顔1の計5人が林氏に近い「林系」とみられる。

 新3区で最も人口の多い下関…

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