「都をどり」7年ぶりに本拠地へ 京都4花街、舞踊公演出そろう
京都の春を彩る花街の舞踊公演は今年、4年ぶりに4花街の出し物が出そろう。31日には、開幕を翌日に控えた祇園甲部の「都をどり」の最終リハーサルがあり、芸舞妓(げいまいこ)が舞台上の動きや舞の所作を確かめた。
京都の5花街では例年、祇園東を除く4花街が春に別々の会場で主要な公演をしているが、コロナ禍のために近年は中止や延期が相次いでいた。
総事業費62億円をかけた祇園甲部歌舞練場(京都市東山区)の耐震改修工事が終わったため、都をどりは7年ぶりに本拠地に戻る。
祇園町が栄えるよう、「新華舞台祇園繁栄(あらたなるはなぶたいぎおんのさかえ)」と題した公演は4月1日から30日まで。先陣を切った上七軒の「北野をどり」は2日まで、宮川町の「京おどり」は1~9日に開かれる。都をどりと並んで約150年の歴史がある先斗町の「鴨川をどり」が5月1日から始まり、トリを飾る。(西田健作)
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