統一地方選、維新は目標600議席 「全国政党」へ関西以外にも注力

統一地方選挙2023維新

菅原普
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 今回の統一地方選で、日本維新の会は現状の約1・5倍となる600人以上の地方議員の獲得を目標に掲げている。実現できなければ、馬場伸幸代表は代表を辞任する意向で、拠点の関西圏を中心に各地で積極的な候補者擁立を進めた。

 維新は、選挙戦を通じて「全国政党化」に道筋をつけたい考えだ。「次期衆院選での野党第1党」を目標に掲げており、そのステップとして統一選での躍進をめざしている。

 関西では大阪府内で約250人の候補を擁立するほか、兵庫県議選で30人を立て、前回12人から積み増した。神戸市議選でも12人から21人、京都府議選は3人から9人、京都市議選も6人から11人に増やした。知事選で公認候補を擁立した奈良では、県議選に前回の4倍の16人が立つ。

 首都圏でもいずれも前回の公認候補がゼロだった神奈川、埼玉の両県議選でそれぞれ28人、6人を擁立。また、現有議席のない横浜とさいたま両市議選でそれぞれ16人、7人を立てた。愛知県議選では1人から6人に増やし、前回公認候補がいなかった名古屋市議選では9人を擁立した。

 維新の地方議員は3月30日時点で443人。うち174人は統一選で選挙がないため、新たに426人の当選が必要となる。(菅原普)

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