電動キックボード事故、相手の65%が車両 歩行者も1割 警察庁

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編集委員・吉田伸八
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 電動キックボードに関連する交通事故が2022年までの3年間で74件起きたことが警察庁のまとめでわかった。1人が死亡、76人がけがをした。事故の相手の65%は車と二輪車、自転車が占めていた。

 電動キックボードを「自転車並み」とし、免許なしでも運転可能とする改正道路交通法が7月1日から実施される。

 警察庁のまとめでは、事故の過失割合が最も重い第1当事者か第2当事者が電動キックボードの事故は20年に4件あり5人が負傷、21年は29件で30人、22年は41件で1人が死亡、41人がけがをした。死亡したのは、22年9月に東京都中央区マンション駐車場で運転中に転倒した男性(当時52)で、当時酒に酔っていたという。

 警察庁は今回、事故の相手を集計。計74件のうち車が31件と最多で、自転車が14件、二輪車が3件で、合わせると対車両が65%を占めた。単独事故が18件(24%)、歩行者相手が8件(11%)。負傷者が電動キックボードの利用者か相手方かの内訳は不明という。

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