バフムートに迫るロシア軍 多大な犠牲払い、市内まで前進か

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星井麻紀
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 激戦が続くウクライナ東部バフムートの戦況について、米シンクタンク「戦争研究所」(ISW)は2日、ロシア軍やロシアの民間軍事会社「ワグネル」の戦闘員が市内の北と南の両方向から進軍し、市内まで数キロの地点に達しているとの分析を公表した。すでに市内に入っているというロシア側の情報もあるという。

 ウクライナ軍参謀本部は同日、ロシア軍がバフムート市街への攻撃を続けていると発表した。ロシア軍はバフムートを取り囲むように前進しているとみられる。

 ウクライナのゼレンスキー大統領は2月28日の演説で「最も状況が厳しいのはバフムートだ」と話した。ロシア軍は犠牲をいとわずに動員兵を送り込み、「数の力」で押し込もうとしていると伝えられている。

 ゼレンスキー氏の経済顧問…

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