エンゼルスの大谷翔平、名古屋で侍Jに合流 来日直前まで米国で調整
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表「侍ジャパン」に3日、大リーグ・エンゼルスの大谷翔平(28)、カージナルスのラーズ・ヌートバー(25)が合流した。
大谷は来日直前まで、米国のキャンプ地で実戦を重ねて調整してきた。日本代表の試合には、6日にある阪神タイガース(京セラドーム大阪)との強化試合から出場できる。
大谷は午後5時20分過ぎ、中日ドラゴンズとの壮行試合が実施される、バンテリンドームナゴヤのグラウンドに姿を現した。待ち受けた報道カメラマンから無数のフラッシュを浴び、観客から大歓声を受けた。
白地のシャツを着た大谷は、ゆっくりと外野へ。代表メンバーやスタッフらと笑顔で言葉を交わした。
「何とか無事に健康な状態で合流できたので、それが一番良かったかな。まだちょっと時差ぼけがあるけど、何とか早めにしっかり動いて調整したい」
2018年、北海道日本ハムファイターズからエンゼルスに移籍し、投手、野手の両方で出場する「二刀流」を、大リーグの世界でも貫いてきた。
けがもあったが、4年目の一昨年にブレークした。
投手として9勝2敗、防御率3・18の好成績を上げる一方で、外野手としても、タイトルを争う46本塁打を放って活躍。ア・リーグの最優秀選手(MVP)に満票で選ばれた。
昨季はMVPこそ逃したものの、投げては15勝9敗、防御率2・33、打っては打率2割7分3厘、34本塁打。大リーグではベーブ・ルース以来、104年ぶりに「2桁本塁打、2桁勝利」の偉業を達成した。
日本の初戦の中国戦まで1週間を切るなかでの合流となったが、栗山英樹監督は「本人が最後(どう)持っていくのかを一番理解している。全く心配していない」と全幅の信頼を置いている。(山田佳毅)
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